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   11月19日   ~ 香りが満ちる瞬間  ~

ようやく、秋の心地よい静けさを感じるようになりました。

今年は10月に入っても夏日が続いて、あまり秋の季節を感じることが
できなかったな。。と思っていたら、急に冷え込んで秋を通り越して初冬の寒さに。

寒暖差の激しさに、心も身体もついていきません。

先の見えない感染症との日々と、異常気象による自然災害など、
今年も世界中、大変な年になりました。

そうした状況であっても、日々は急ぎ足で駆け抜け、
また一年は巡る。

庭を見ていると、四季の訪れと過ぎゆくその速さを、
まざまざと感じます。


昨年に引き続きこうした状況では、明るい気持ちでガーデニングとは
いかないけれど、そんな中でもハッと心を動かされることもあります。

私の住む所は寒冷地ということもあって、冬はほとんどの宿根草など
地上部が枯れ、3月になってもまだ芽を出さないので、どこに行ってしまったかな、
ちゃんと咲いてくれるかなと心配になるけれど、少しずつ春の陽ざしが暖かくなって
開花時期が訪れると、なにもなかったところから顔を出して、きれいな花を咲かせてくれる。

植物の力って、本当にすごいな。
美しき神秘に魅せられる、そんな毎日です。



4月、お庭に真っ先に濃密な香りをもたらしてくれるヒヤシンス。

ピンク、パープル、カシス、ホワイトのヒヤシンスが、チューリップやムスカリたちと一緒に
お庭のあちこちに顔を出して、春の訪れを告げます。


5月はスミレ、ビオラ、パンジー、ナデシコ、セントーレア、タイム、早咲きの薔薇、
シャクヤク、そして大好きな白、ピンク、ラヴェンダー色のライラック。

私の庭は、春の花の芳しい香りでいっぱいに包まれます♪


6月、ライラックの次はベルエトワールなど芳香種のウツギにバトンタッチ。

それに続くように、うっとり爽やかな甘い香りを放つハニーサックル。
白×黄色、ピンク、朱色に彩られて、庭は一気に華やかになります。

やがて気温上昇とともに、ダマスクやフルーツ香などの
イングリッシュローズやフレンチローズが次々と咲き出します。

お庭に出ると、これらの濃厚な花々のエッセンスが庭中に満ちて、
甘くとろけそうな香り、みずみずしいフレッシュな香り、さまざまな香りが混ざって、
天然の上質なエッセンスのシャワーを浴びている感じ。

言葉にならないくらい幸せな気持ちになります。

その甘美なる麗しき香りに、めまいを起こしそう。。
まさにそれは、香りが満ちる瞬間(とき)。


5月、6月の庭が絶頂期。この時期のガーデニングはとても楽しいです♪

いよいよ夏に入ると、いざ暑さと虫との戦いです!


7~8月、夏の間は、暑い太陽の陽射しに負けないハーブの出番。

ラヴェンダー、オレガノ、セージなど、ハーブのすっきりシャープな香りは、
暑い夏に清々しさをもたらしてくれます。

マリーゴールドやエキナセア、日日草も、長く花を咲かせてくれるので、
夏のガーデンの彩りに一役買ってくれます。

そして、庭木は華やかなブッドレア。
夏の庭の主役です。

ちなみに私の庭には夏に咲く芳香種のブッドレアと、5月~6月頃、
しだれるように花を咲かせるブッドレアがあります。

これがまた、と~ってもいい香りがするのです☆


それからフロックスを忘れてはいけません。これも春に咲く可憐な
芳香種のと、夏に咲く大輪の芳香種を植えてあります。


それに紫陽花に似たノリウツギも、ほんのりいい香りがして、
こうしてみると、お庭に植えてある花や花木の植物はみな、私好みの芳香のあるものばかり。


やはり、香りは暮らしに欠かせません。

でも実は、香水も毎日付けないし、ディフューザーなどルームフレグランスも強い香りは苦手。


結局、自然の植物がもたらす香りに勝るものはないのですね。












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今、お庭は寒くなってきたので、咲いているお花は少なくなってきたのですが、
薔薇「パリジェンヌ」が、玄関脇で秋色のお花を数輪咲かせてくれています。
あとは、ハニーサックルの花期の長い種のものが数輪と、同じく花期の長いピンクの
チェリーセージが勢いよくたくさんの花を咲かせています。

今年も庭の花々の写真を、いっぱい撮りました。






オオデマリとピンクのウツギの共演♪











こちらは、ライラックとオオデマリ、そして青空の共演♪









深紅の芍薬と淡いピンクのウツギ。











こちらは淡いピンクの芍薬。










年々、大きくなって頭が重そうです!











ピンクとオレンジのハニーサックル。












この種類は花期も長くて、春から夏の間咲いて、また秋にも数輪咲かせてくれます。











この日は見事な青空に恵まれました♪

薔薇と芍薬の咲くタイミングが、いつも先に蔓バラが満開になってしまったり、
芍薬が遅れて咲いたり、なかなか満開の時にバッチリ合うのが難しかったのだけど、
今年はピッタリ合って、その隣のオオデマリも咲いていてくれて、
奥の濃い紫ピンクの芍薬と、手前のホワイトピンクの芍薬と揃って咲いてくれました。

今年は4月が寒くて、春の訪れが遅かったのが逆に良かったのかな。










薔薇「ヴィオラ」と「レオナルド・ダビンチ」、ウツギの花の共演♪

薔薇の「ヴィオラ」は、その名前に惹かれて2年くらい前に植えたのだけど、
あまり日の当たる場所じゃないから成長できるか心配だったのですが、
今年、ちゃんとアーチに届いてくれました。

この時は、まだ咲き始め。
ここからスミレ色のちいさな花をたくさん咲かせてくれました。













木立性、シュラブの薔薇の中で、私の庭では真っ先に咲いてくれる
薔薇、「ポンパドゥール」。









とても香りが良いので、咲いたらすぐにリヴィングに飾ります♪












薔薇「レオナルド・ダビンチ」は、発色がとても良いので、室内というよりは、
どちらかと言うと庭で咲いている姿の方が素敵なのですが、花持ちもとても良いので、
色味が合う薔薇「ラ・パリジェンヌ」やほかのお花と合わせて、なるべく自然な
雰囲気になるようにブーケにして飾ります。











玄関入ってすぐの階段のフォーカルポイントに。













エンジェルの花台の上に飾って。。












かすかに見えるでしょうか。。
窓の向こうに、淡いピンクの満開のウツギと薔薇「レオナルド・ダビンチ」が咲いています。

ここから見る眺めも好きなんです♪










淡いサーモンピンクの優しい色が素敵です。

デビット・オースティンの薔薇は、どこか気品が漂ってエレガント☆










薔薇「エドゥアール・マネ」

まさに絵筆を重ねたように、花びらにブラッシュが入る花姿は、
ドラマティックでミステリアス。


その馥郁と芳しい香りは、ポプリにした時もほんのり残り、ほかのピンクや紫、黄色の
自作の薔薇のポプリの中に入れると、ブラッシュが映えて彩りがさらに豊かになって、
とても素敵に仕上がりました。私のお気に入りの薔薇です。









大好きなパンジーやモルダナと薔薇を合わせた春のブーケ♪

その名前の通り、とても強香でダマスクローズの芳しい香り。

もちろんポプリにしても、しっかり香りを留めているので、
あえてポプリオイルは加えずに濃厚な香りを楽しみます。










グレイッシュなラヴェンダー色が素敵な薔薇、「ノヴァーリス」は、
青系の薔薇のなかでも強健で、夏の暑さにも負けず、秋にもたくさん
花を付けてくれる大好きな薔薇です♪














散りかけた薔薇ももったいなくて、エンジェルの花台の水の入ったベースに浮かべて。












やっとのことで、「シェーンブルン宮殿」をUPできました。

いつも長文になってしまう旅行記を、最後まで読んでくださって、
本当にありがとうございます。

3年前の旅行記をのらりくらりと、マイペースに今だ未完のままでいる
そんな人は、私ぐらいだと思いますが(笑)
。。。

もっと簡潔にまとめないとと思いながら、建物の説明やどこに行って感動した、
楽しかった、美味しかったという旅のレポートでは、読む人も、自分自身も、
なにか物足りないんじゃないかな。。と。

そんな思いから、自分なりに感じたことや考えを必ずどこかに入れるようにしています。

ウィーン・プラハの旅から帰ってきた際、感じたこと、感動したこと、
気づいたこと、味わった感想など、走り書きのようにメモしてあったものを、
随所々拾い上げて、文章を立て直し、旅行中のプライベートな様子を伝える
ところではくだけた言葉で、しっかり自分の感じたことを伝えたいところは、
なるべくきちんとした言葉を用いて、文章に仕立てるように心がけました。


ウィーン・プラハの旅から私が持ち帰ったものが、なにかひとつでも
読んでくださった方々に伝わっていたらいいなと思います。


これからもがんばりますので、よろしくお願いします。



     「シェーンブルン宮殿」 

(薔薇のアイコンをクリック)




朝晩の気温差が厳しくなってきましたので、
お身体に気を付けてお過ごしくださいね。





















    7月9日     ~ またいつの日か。。  ~

ウィーン・プラハの旅(2018)のウィーンの教会、「イエズス教会」と、
「ペーター教会」を、ようやくUPしました。

今思うと、2018年、ウィーンとプラハのあの美しい地を巡る旅をして来れて、
本当に、本当によかったと、心から感じています。

皆が自由に各国を行き交い、互いに言葉を交わし、心を通い合わせ、
そこには、たくさんの笑顔があふれていた...。

こんな時代が来るとは、いったい誰が想像できたでしょう。。


そして、今こそ世界中が心をひとつにして、「祈る」ということの大切さを、
強く、強く感じています。

心の灯(ともしび)まで消してしまわずに、
あのすばらしい日常を、私たちは必ず取り戻すと信じて。


あの美しい地に、ふたたび必ず降り立つと誓って..。












      「イエズス教会」 ・ 「ペーター教会」 


薔薇のアイコンをクリックしてご覧くださいね。












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5月に更新できなかったので、今回は春のお花の写真をUPしました♪
(次回は薔薇のお写真UPしますね!)





いつもは明るい日中にお写真撮っていたのだけど、夜の間接照明の中で撮ったら、
おもいのほか、とてもステキに撮れました。




お庭で咲いていたビオラ、パンジーなど春のお花をガラスのベースに活けて、
天使の花台に置いて飾り終えると、「わ~。。綺麗!」
しばし、幸せな気持ちに浸る。

すると、私の中にチクッとした痛みと、ちょっぴり後ろめたさを覚える。

ついこの前まで、あんなにアーティフィシャルのほうが手入れも不要で、
それでいて、いつでも変わらず美しい姿のままでいてくれるって、言ってたのに。。

やっぱり「本物」の生花を目の前にすると、その生き生きとした
みずみずしい美しさには、かなわない。

アーティフィシャル、生花、どちらも好きだけど、やはり手が掛かるからこその
美しさには、何の説明も要らない説得力がある。

もちろん、アーティフィシャルはアーティフィシャルならではの、
ドライはドライならではの美しさがあるのだけど。


「ああ。。これなんだ。。」
生花のこの美しさに魅了された私たちは、どんなに手間が掛かろうが、
長持ちしてくれなくても、生花にこだわってしまうのは、こういうことなんだ。

何の説明も、前置きも要らない、誰が見ても「一目瞭然の美しさ」。

それは自然が生んだ奇跡。


ありがとう。今年もがんばったね。

そんな感謝の言葉を掛けて、今日も私はまた庭に出て、

どんなに暑くても、どんなに汗びっしょりになって疲れてしまっても、

花々の甘い誘惑に負けてしまうのです。








春に額絵を3枚お迎えして、サイドボードの上の絵はその一枚。

あまりに素敵だったので、一目惚れしてしまいました♪












春の花木で、私がいちばん大好きなライラック。

白やピンクなど何種類かあるのですが、このグレイがかったラヴェンダー色の
ライラックが、いちばんのお気に入りです。

その花姿も大好きなのですが、なんといってもその芳しい甘い香りです!
もうお部屋にディフューザーは要りませんね。

お部屋もそうですが、お庭に出ても春の間ライラックの香りが、
庭中いっぱいに広がって、とってもいい気持ちになるのです♪












こちらのライラックは、ほんのり淡いピンクがかった白。

花の形も少し普通のと違っていて、横長に花が開く個性的な花姿。

私のお庭のライラックの中でも、この子が香りがいちばん強いのも特徴。
だから、玄関ホールに飾って、出入りする度その香りに酔いしれます。。♪













こちらは、オオデマリ。
たしか色名は、ピンクセンセーションだったかな。。

スノーホワイトにほんのりピンクがかって、ポンポン咲きでとても可愛いです。


マイホームを建てた最初の年から植えて、どんどん大きくなって、
2mは超えているんじゃないかな。。

毎年、春にたくさんの花を付けてくれます♪













前回のメッセージの続き、今夢中のヴィンテージのネックレス♪
と言っても、私の持っているものは比較的新しい年代のもの。











胸元にアクアの小花が咲いたようなこのネックレスを着ける時は、
年齢のことは忘れて(笑)、清楚なワンピースにヘアスタイルもカチューシャなどで、
おもいきり乙女のピュアな気持ちに浸ります。。☆












こちらの2連のネックレスは、ブラウスやワンピースに合わせて着けると、
歩く度に、リボンや蝶々、パールなどのモチーフが、胸元で踊るように
軽やかに揺れて、心まで弾みます♪

特に生成りや白のレースのブラウスに着けた時の
ノスタルジックな雰囲気が、お気に入りです☆










* 長雨、不安定な天候が続いていますので、気象情報に注意して気をつけてお過ごし下さい。








    4月10日      ~ 目覚めの春  ~

今年は3月から気温が高く、4月もいつもの年よりも暖かくて、
今週は寒の戻りで気温が低くなりましたが、先週は、春を通り越して
初夏の陽気で、とても気持ちがよかったです。

この暖かさで、一気に桜は満開となり、お庭のヒヤシンスや
ビオラたちもうれしそうに咲いています。

深く、深く、深呼吸をする。

冬の眠りから心も身体も目覚め、息を吹き返したような爽快感。。


お庭から切ってきたピンクとヴァイオレットのヒヤシンスの濃密な芳香が、
玄関ホールいっぱいに香っています♪



すっかりspringな気分で心も弾み、昨年お迎えした英国のアンティークテーブルに、
春らしい演出をしてみようと思いつきました。








春のお花(アーティフィシャルフラワー)やアンティーク・雑貨等と、
イースターの雰囲気でコーディネートしてみました。


テーブルの両サイドには、リボンモチーフが素敵なフランスのアンティークチェア。

椅子の上には、お花関係の洋書を置いて。
ページをめくると、今年もお庭をがんばろう!とやる気が出ます。












フレンチスタイルのプレートに飾ったスズランは、5月頃咲く花だけど、春の花だし、
可愛くて大好きだから、今回一緒に合わせて写真を撮ってみました。











もうひとつのグレイッシュなプレートには、白いスイセン(ラヴェンダーも!)
これだけでも、グッと春の気分が高まります。












さらに可愛らしいイースターエッグと、鳥さん、うさぎさんたちも呼んで、一緒にセッティングして♪













おしゃれなフラワープリントやパステルカラーのイースターエッグ。
とっても可愛くて、見つけた時にもう頭の中にコーディネートのイメージが浮かびました。

うさぎさんたちが、外敵から鳥さんの卵を守ってくれています。頼もしいです(笑)













Edith Holden の素敵な本。

美しい4月のページに、ため息。。


自然に生きる動植物を、のびやかに生き生きと鮮明に、
純粋な心を通して美しく描かれたこの本は、私のお気に入りの一冊。













フレンチシックなベースには、春のお花をたくさんアレンジしました。
アーティフィシャルですが、とても可愛いでしょ?

白とブルーのムスカリ、白いチューリップ、ビオラ、ラムズイヤー、ミントリーフなど
春の爽やかな雰囲気でアレンジしてみました。

いつもは、わりとリビングのインテリアに合わせて、アンティークニュアンスの
エレガントなお花でアレンジして飾っているのですが、今回はとにかく、心弾む
春の訪れをテーマにアレンジしたので、いつもと違う色合わせや花材選びなど、
作っていく過程からわくわくして、とても楽しく仕上げることができました。










テーブルの上を見るたびに、「あぁ~かわいいっ!!」を連発しています(笑)

















今回一緒にセッティングしたティーセットは、想い出すだけでも懐かしさが
こみ上げてしまう2006年のイギリスの旅で出合ったアンティークのティーセットです。

私の大好きなスミレと勿忘草が描かれたこのティーセットを、
アンティークセンターで見つけた時は、一目惚れ♪もう即決でした!

でもこれには話の続きがあって、このティーセット、とってもお安いプライスだったので、
はじめは、ティーポット1個か、ティーカップ(トリオ)1客の値段だと思ったのです。

しかし、そうではなくて、カップ&ソーサー(トリオ)が8客、
ミルク&シュガーの器も付いて、もちろんティーポットも、そして、
サンドウィッチなど載せてアフタヌーンティーを楽しめるお皿2枚も付いて、
これら全部がセットでのお値段だったのです!

まさかと思って、「本当にこれ全部セットのプライスですか?」と聞き返したぐらいです。

頷きながら、「all!」と返答を聞くやいなや、お店の方と私と彼とで、3人で分けて
(トリオなのでお皿が多いので)、レジまでお皿やティーカップを運んだことを思い返すと、
あの時の興奮と感激、感謝の思いが入り混ざって、今でも胸が熱くなります...。


そして、この話にはさらに続きがあって、(私の旅行記を読んでくれた方はご存知ですよね!)
実はこのティーポットと同じものが、もうひとつあるのです。
つまり、我が家には全く同じこのティーポットが2つあるのです。

それは、バースの街の憧れのスザンナさんのアンティークショップで、偶然、出合ったのです。

スミレと勿忘草の大好きな絵柄だから、いくつあってもうれしくて♪


同じティーポットが2つあるおかげで、今は1階のダイニングのキャビネットと、
2階の寝室のキャビネットと、2箇所に分けてティーセットを飾っています。

ちなみに、このティーセットの裏を見てびっくりしたのだけど、
チェコスロバキア製(当時)なのです。

もしかしたら、この時から私たちふたりは、チェコという国に呼び寄せられていたのかもしれません☆
















春になると、キャビネットの中の勿忘草やスミレのコーナーの前に立って、
「なんて可愛いの~♪」と、ひとり言を言いながら、
ず~っと見入ってしまいます。









普段は、お皿の上にシルバーのアンティークのシュガートングやスプーン、
シュガーシフターなどのせて一緒に飾っているのですが、陽射しが強くなる季節によって、
酸化しないように、陽があまり当たらないキャビネットの方に移動させて飾っています。














プレートに飾ったスズランに合わせて、スミレとスズランのアンティークの
ドレッシングセットをコーディネートして。


このドレッシングセットも、2006年のイギリスの旅で出合いました。
たしか、ランチをしたレストランの2階で、偶然アンティークフェアをしていたのです。
こちらもまた、とってもお得なプライスだったのですよ!

でも人の記憶ってあいまいなのか、私がただ肝心なところが抜けているのか、
プレートのスズランに合わせて何か一緒にセッティングするものはないかな。。と、
キャビネットの中を見まわして探していると、あれ?このドレッシングセット、
スズランの絵柄も入っていたんだ。。って、気づいて...。

スミレの印象の方が強かったのか、すっかり頭からスズランのことは抜けていて..。


そう、先程のスミレと勿忘草のティーセットも、やっぱり大好きなスミレ柄の
印象の方が強かったのか、よく見ると勿忘草のお花も描かれている!って。。
あらためてハッとしたりして..。

2つとも購入した当時は、分かっていたはずなのに。。
いったいどこでどう抜けてしまったのかと、自分にあきれ返ってしまいます...。


考えてみたら、埃にならないよう普段キャビネットの中にお気に入りの
アンティークのものは仕舞って飾っているので、ただでさえ視力の良くない私は、
見えているようで、あまりきちんと見えてなかったのかも。。

今度から、月ごとや季節ごとにアンティークのティーセットなど、
ひとつにスポットを当てて、こうしてオープンなスペースに飾ってみるのも
いいなと思いました。せっかくのお気に入りなら近くで見てあげないとね!












話は戻って、このスミレとスズランのアンティークのドレッシングセットに合わせて
セッティングしたのは、今夢中のヴィンテージジュエリー。

今回のテーマに合いそうな、私のお気に入りの一部を選んでみました。

3人の女神のカメオ、サイドの装飾が素敵なアメジストのリング、
マーカサイトのお花のイヤリング、同じくマーカサイトのフラワーバスケットのブローチ、
こちらもエレガントなデザインが美しいマーカサイトのネックレス、
そして、カッティングが素敵な英国製の純銀のブレスレット。
アイボリーのレディのブローチ。

時代を超えて、巡り逢った大切な宝物。
ずっとずっと、大切にしていきたいと思います。


ほかにも、いくつかお迎えしたのだけど、またの機会にお写真撮れたらと思います。








さあ、これで一通りご紹介できたかな。。
あれ?鳥さん、うさぎさんたちが、ちょっと不満そう。。

ごめんね、君たちが主役だよ!

あぁ、よかった。笑顔になってくれたね。

みんな、春の訪れがうれしくてたまらないみたいです。








「あっ!バターケースの中にも卵をみつけちゃいました。」

卵がかえるまで、みんなで一緒に見守ってあげようネ♪
















陽ざしがさんさんと降りそそいでいる。

お花さんたちもみな顔を上げ、うれしそうに喜んでいるみたい。。

そう、きっと..。あのお花さんたちのように、

私たちも、あの子からたくさんの光をもらっていたんだ...。


あふれるほどの輝くエネルギーを。。

抱えきれないほどたくさんの夢を。。


あの子には感謝してもしきれない。

どれだけの言葉を並べても、この言葉しか言い尽くせない。

本当に、本当にありがとう。。


今、心からのありがとうを君に...。

























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先日は、うれしい出来事がありました。

私の作品(フラワーリース)を通して巡り逢えた、憧れの存在でもある
ステキなお友達に、今回私が春のコーディネートしたお花やプレート等、
私とお揃いのものをプレゼントしました。







とても喜んで頂けて、うれしかったです!

いつもお手紙のやりとりがほとんどですが、今回は久しぶりのおしゃべりに
あまりにも楽しすぎて、ついつい長電話になってしまいました♪

美しいお声、その第一声を聞いて、懐かしさがこみ上げました。
私にいつも元気を与えてくれて、そしてなによりも女性としてたくさんのことを
学ばせてもらっているような気がします。

思いやりと気品に満ち溢れた、私の理想の女性です。
私も目標にがんばっているのですが、のんびり怠け者の私には、
いつになっても手が届きません...(笑)

これからもこんな私ですが、お友達でいてくださいね。







最近は、たとえアンティークスタイルでも、あまり甘くないテイストを好む人がほとんど
だけど、お互いヴィクトリアンやおもいきり甘~いスイートな世界も大好きだから、
こういうとびきりヴィクトリアンなものをラッピングしてプレゼントできるのは、
送る側にとっても、至福の極みだったりするのです♪









それから、もうひとつ。今、寝室を模様替えしようと思っていて、
まずは、ベッドリネンからと、先日、ベッドカバーなどいろいろ届きました。






ブティ(キルトカバー)が大好きなので、3種類も買ってしまいました。

オリーヴ色のトワルのブティも素敵♪
モーヴのブティは小さめのサイズなので、ソファーに使おうかな。

マリーアントワネットという柄のも、フレンチシックでとても気に入りました。
「Blanc Mariclo」というイタリアのブランドのものです☆


これからがんばって、ゆっくり寝室をコーディネートしていきたいと思います。





次回は、ウィーン・プラハの旅レポートの続きです!
楽しみにしていただけたらと思います。














   2月3日    -- memories of winter 2020 --

今年は(2020年)、正直なところクリスマスツリーを飾るか迷っていました。

世の中がこんな状況下では、あまりそういう気持ちになれなくて。。

彼に相談すると、せっかく大きなツリーがあるのだから、今年も飾ろうよと、
言ってくれたので、がんばって飾ることにしました。


そう決めたものの、まだ私は心の底から楽しめる気がしなくて。。


でもなんとかオーナメントを出してきて、少しずつ飾り始めました。


ひとつひとつ、オーナメントをツリーに付けていくと、不思議なことに、
心が弾んで、だんだんワクワクしてきたのです。

すべて飾り終えて、ツリーを見上げると、
いつものクリスマスの時と同じ温かい気持ちになれたのです。


そして、まわりを見回してみました。

そう、ここは何も変わっていない。


緊張の糸を張りつめて外から帰ってくると、
何が起ころうと、この家の中は、いつも私の大好きなものたちが
お決まりの定位置で迎えてくれて、ほっとするような幸せのベールで包んでくれる。


ノスタルジックでちょっぴりポエティックな彼らが、
「大丈夫だよ。」と、いつもと変わらない笑顔で見守っていてくれる。。


本当に、こういう状況になって、自分が安心できる場所、
当たり前にある日常の有難みに気づかされた。


せっかく自分スタイルで作り上げたキャビネットの中の素敵な世界。。

私好みの大好きな書籍ばかり集めた書棚。。

部屋のあちこちに飾られた想い出の写真や絵画。。


もっともっと大切にしてあげなくちゃ。

もっともっと、足をとめて見てあげなくちゃ。


時間に追われないで、ゆっくり家時間を、心と体で感じたい。

素直にそう思えた。。







今年(2020年)のツリーのオーナメントは、アンティークスタイルのスプーンやフォーク、
鳥さん、りすさん、うさぎさん、ゴールドのフェザー(羽)に小さな額縁(フレーム)や
鏡(ミラー)など、私の大好きなものばかりで飾りました☆













右端に写っているお人形さんふたりは、そのあまりの可愛らしさに、
チェコから一緒に連れて帰って来ました♪










玄関ホールもクリスマスの雰囲気で、フラワーコーディネートして。










アンティークなカトラリーと、うさちゃんのオーナメント。
見るたびに、あ~可愛い!って気分になります♪













大好きなヨーロッパに行けないぶん、家の中のインテリアに力が入って、
アンティークのフレンチチェア2脚、ナポレオンチェアをお迎えしました。


アンティークの英国製のちょうどいいサイズのテーブルも仲間入りしたので、
またコーディネートしてみようと思います☆






そして今、もうひとつ夢中なのが、ヴィンテージジュエリーです。

あまりに素敵だったので、ラッピングを解かないでお写真撮りました。
クリスマスプレゼントが届いたみたいで、とてもうれしかったです♪



   



   



そのほかにも、いろんなステキなショップさんから、
ブローチやイヤリング、指輪など、
いっぱい買ってしまいました。

レースのように繊細な装飾の
旧西ドイツ時代のものもあったり、
昔のデザインは凝っていて、やっぱり素敵だな~って、
ますますヴィンテージジュエリーにはまり中の私です☆



クリスマスの3日間も、自分にパワーを与えてくれるような気がして、
指輪やネックレス、ブレスレットをお洋服に合わせて付けて、
たくさん写真を撮ってもらいました。












クリスマスの日。。

そこには、いつもと変わらない笑顔があった。。
あたたかい時間が流れていた。。

やっぱりツリーを飾ってよかった。。

こんな苦難の時だからこそ、
自分の心の中の灯まで消してはいけないのだと、
そう思えた。。


願いを込め、そっと鳥さんを撫でて、
眠りに就きました☆










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2020年は、本当に世界中が大変な年になりました。

当たり前にあった日常は奪われ、一変してしまった。。

失われた多くの尊い命、多くの人々の笑顔。。
しかし、私たちはこの苦難の局面を、必ず乗り越えられる。


そのために、手の消毒、マスク着用、密を避けるなど、
この感染症の基本的なルール、人としてのモラルを守り、
どこかひとつの国だけ抑え込めてもだめで、
世界中の各国で、足並みを揃えていく必要がある。


皆の求める自由というものは、とっても素晴らしいけれど、
そのすばらしい自由を、一刻も早く取り戻すために、
ぐっと我慢して人や社会との距離を少し置きながら、
今はあえて、ほんの少し自由を手放す。


そうして乗り越えた先には、多くの人々の笑顔との再会、
そして、輝きに満ちたすばらしい未来が、
きっと待っているから。。










(引き続き、↓の2020年春・夏編も、よかったらご覧ください。)












 -- 儚くも美しく... 春・夏編 (2020年) --


今年も(2020年)、色とりどりの花々が庭を華やかに彩っている。

本当を言うと、今年は3月の時点で、世の中がこんな状況下だから、
庭どころではないと、ガーデニングにあまり熱が入らなかった。

昨年の冬、腐葉土を施しながら、もうあまりいい花を咲かせなくなってしまった
いくつかの薔薇は断念しようと、心に決めていた。

それに昨今の異常気象により、厳しい夏の猛暑は、植物も自分自身もそろそろ
体力的に限界かな。。と、これを機に、庭をだんだん縮小していこうと思っていた。。



春を迎えて、なんだかんだやっぱり気になって、庭に出てみると、いつものように
ムスカリやヒヤシンス、チューリップにビオラなど、春の花々が咲いていて、
可愛らしいその姿を見ていたら、毎日の暗いニュースで沈んでいた心が少し元気になっていた。


自分の庭なら安心して外に出られるし、こんな時だからこそ、
今、自分ができることに、精一杯きちんと向き合ってみようと、そう思った。


そしてその足で向かったのは、家の南側のアーチの毎年壁いっぱいに、
花を咲かせてくれたバラが植えてある場所。

それは昨年、他の断念しようと思ったいくつかの薔薇は、花つきが悪くなってきた
という理由でしたが、このバラにおいては、その反対で樹勢が強すぎて、
手入れが大変になってしまったという理由からでした。

昨年の冬、地上に出ている幹ギリギリでバッサリ全部切ってしまいました。


当然、迷いはありました。。

このマイホームを建ててから初めて迎えた春に植えた、
想い出のバラでもあったから。。


でも思い切って決断し、春には根ごと抜いてもらって、さっきも書いたように、
庭を縮小の方向で考えていたのです。


ところが、4月、バラが植えてあった場所に行ってみると、
元気よく新たに芽吹いてきているのです。


秘かに私は、冬の間、思っていたのです。

もしも、あの子(バラ)が復活していたら、もう一度がんばってみようと。


その生命力には何かメッセージがあるのではないかと。。
そんなふうに考えていたのです。


だから、この子を諦めてはいけないのだと、この春、
もう一度がんばってみようと思ったのです。










そして、5月、淡いピンクがかった白い可憐な花を咲かせてくれました。

ほかの断念しようと思っていた薔薇たちも、不思議なことに、
なぜか今年は復活して、ちゃんと花を付けてくれたのです。

それは私がこれまで以上に、肥料やいろいろきちんと取り組んだというのも
あるかもしれませんが、諦めていたのに、なんだかとても不思議で。。

それに、他の宿根草なども、昨年はどこに行ったのかわからなくなっていた
ものも、今年はなぜかあちこちで咲き出してくれて、思いがけないところに
顔を出していたり、驚きと喜びに包まれました。

その生命力の強さ、植物たちのがんばりに、本当に心から
ありがとうの気持ちでいっぱいになりました。










あんなに庭づくりに力を入れていたのに、投げ出してしまいそうになっていた
自分自身が、情けなくなりました。。




でもやはり、植物たちも私も、一年ごとに夏の暑さを乗り切るのが
大変になってきているのも事実。そこをどうやって乗り切って行くか。。

それが課題だけれど、でも今はまだがんばれるだけきちんと
向き合ってあげたいと思います。



なぜなら、それぞれ限られた花の時期に、精一杯花を咲かせようと、
ある時は、照り返す陽の厳しい天候にも負けず、
雨風に花びらを舞い散らしながら、
その一瞬だけでもこの目に焼きついて、この心を離さない。


いじらしいほど、あんなに儚くも美しい
その姿に、すっかり魅せられてしまったのだから。。
























今年(2020年)の4月は気温が低く寒い日が続いたので、ちゃんと
花を咲かせてくれるか心配だったけれど、バラの季節がやって来ると、
5月~7月上旬まで、次々と色とりどりの花を咲かせてくれました。

























この春は(2020年)、クリームイエローのハニーサックルが、薔薇と競うように満開になりました。

庭のあたりはハニーサックルの甘い香りがいっぱいに広がって、
手入れをしている間も、とても気持ちがいいです♪











ピンクのアキレアとラヴェンダー色のセントーレア。

セントーレアって、名前もその可愛らしい花姿も、大好きなお花です。

ピンク、パープル、ブルー系、ダークレットなど、欲張ってたくさん植えています。








咲き終わったあとのセントーレアのナチュラルな花姿もすき。


























お庭で切ってきたフレンチローズと、アンティークピンクのアキレア、
ラヴェンダー色のモルダナをブーケにして♪

















6月のある日の早朝、庭の手入れをしていると、雨が降り出してきました。

だんだん激しい降りになってきて、いつもならサッと切り上げて、家の中に入るの
だけど、その日は雨に濡れる覚悟でどうしても色々やっておきたかったので、
そのまま我慢してずぶ濡れになりながらも、庭に出続けていました。


雨の重みで倒れかかっているフロックスやアキレアなど起こして、
棒で支えたり、ワイヤリングをしてあげたり、様々な植物の植わっている
ところを通っては、切ったり、雑草を抜いたり、枝を紐で括り付けたり、
植物の間を行ったり来たりしていると、湿度に混ざってふわ~っと、
どこからかとてもいい香りが漂ってきた。。


辺りを見回すと、それは雨に濡れたラヴェンダーや、しずくを湛えた
色とりどりの薔薇だったり、大きな頭をもたげているフロックスだったり、
タイムなどのハーブやフェンスに絡まるハニーサックルの甘い香りだったり。。


晴れた日の乾いた風に漂うさわやかな香りとはまた違う、
湿度の高い気温の中で漂う、まるでポプリポットの蓋を開けた時のような、
閉じ込められていた香りが解き放つ、もっと濃厚な香り。。



なんとも芳しい花々の香りに包まれていると、雨に濡れながらも、
だんだん気分がよくなってきて、そのまま一区切りつくまで、とうとう
帽子からしずくが滴り落ちるほど、気の済むまでやり続けてしまいました。


家に入ると、帽子をそうっととって服を脱いですぐ洗濯行きでしたが、
こんなさわやかな気持ちになるとは、思ってもみませんでした。



玄関のサイドテーブルに、雨に濡れて艶めくライラックブルーの大輪のフロックスを飾りました。

それから何日もの間、そのみずみずしい甘い香りを漂わせていました。













6月のある日の午後。。

リビングは、薔薇の甘い香りでいっぱいです。

咲き終わったあとも、ローズポプリにして楽しみます。。☆


















まるで春風のように、みずみずしく颯爽と駆け抜けた一生。。

華やかな舞台の上で、人々を魅了するその大輪の花を咲かせるのに、
どれだけ身を削り、どれほどの障壁を乗り越えてきたのか、はかりしれない。。


その果てしない苦悩と努力を、
誰にも知られず、誰にも見せることなく。

その生き様は、あまりに儚くも美しく。。

本当に、本当に、お疲れさま。

そして、どうか安らかに。。