ホーフリーファランテン - Hoflieferanten -


今回ご紹介するこちらも、ウィーン行きが決まってから、ずっと楽しみにしていたカフェのひとつ。

「ホーフリーファランテン」は、老舗菓子店「ゲルストナー」と、国内最古で最大手のスパークリングワイン
メーカー「シュルムベルガー」、王室御用達の2つの名店が提携してオープンしたハイセンスなカフェ。





まず目に飛び込んできたのは、この可愛らしいペールグリーンのファサード。




ペールグリーン、もしくはパステルグリーンの外観といえば、パリの「ラデュレ」を思い出しますが、
こちらウィーンの「ホーフリーファランテン」もまた、エレガント&伝統的モダンなインテリアで、
ハイセンスなカフェとして、オープン以来、注目を集めています。



こちらでのお目当ては、美味しい「ゲルストナー」のケーキはもちろん、なんといっても、
窓からオペラ座が見えるステキな席☆

確実に席をとりたいなら、予約がベストですが、この日も早い時間なら
たぶん、大丈夫だろう。。と、そんな気持ちで向かいました。







お店に到着して、まずはあのお洒落なペールグリーンのファサードに感激して、
建物の前に立って、何枚も写真を撮ってもらい、それからようやく、中に入りました。








店内はとても素敵で、1階には、宝石のように美しいケーキがショーケースに並び、
おみやげやロゴ入りグッズなどが、きれいに飾られていました。














もうすでに、ここでテンションUP!















お茶してから、シシィのスミレの砂糖菓子をお土産に買いました♪






ちょっぴりドキドキしながら、さらに階段を上って行くと、一瞬、息をのんで立ち止まってしまいました。







グレイッシュな陽の差し込む、大人スタイルのティールームに、おもわずため息。。☆









そしてホール係の女性の方に、「たぶん、だめよね。。」と思いながらも、
「窓際の席はダメですか?」と聞いてみると、やはり予約席なのでダメらしい。

「でも、こちらの窓際席ならいいですよ。」と言って、席まで案内してくれました。

がっかりから一転、心の中でやった~!!


勇気を出して聞いてみて、よかったです。ふかふかのソファーに座り、
窓からはもちろん、オペラ座が見えます♪



そういえば、今回の旅では、カフェやレストランの席にしても、ラッキーなことに
運に恵まれていたように思います。。☆










店名の「ホーフリーファランテン」とは、ずばり「王室御用達」という意味だそうです。

その名にちなんで、壁には、ハプスブルク家の人々が描かれた絵が飾られています。








さて、ケーキを注文しないと!
















いちばん前のオープンサンド等が並ぶカウンターまで行き、ショーケースの中からケーキを選びます。









緊張して何を選んだか分からなくなってしまいましたが(笑)、私はベリー系ので、
彼はクリムトのケーキ。もう少し暑かったら、スミレの砂糖菓子が飾られた
「シシィ・アイスベッヒャー(アイスサンデー)」を、食べたかったな。



ケーキのお味はというと、甘すぎずスポンジ生地も軽くて、エレガントサイズだから、
あっという間にペロリです♪

フレーバーティーと一緒に、美味しくいただきました。






窓からはオペラ座が♪

オペラやバレエなど上演されている演目がスクリーンに映し出され、
こちらの席から見ることができるそうです。






窓の外のオペラ座を眺めたり、ティールームのすてきなインテリアに囲まれて、
とびきり贅沢な甘~い時間に、ゆっくり浸ることができました。



親切にしてくれた ふんわりまとめたシニヨンがステキだったホール係の
お姉さんにも感謝して。。







また次、訪れた時も、絶対に立ち寄りたいカフェがまたひとつ増えました♪











階段から1階を見下ろすと、まるで絵になるようなシーン。。


お客様がお買い物されている日常の光景が、
こんなにも素敵に見えるなんて。。☆







踊り場のコーナーも、こんなにおしゃれ♪





帰り際に出会ったお客様と、お互いにお写真を撮り合いました。


二人の旅の想い出の大切な一枚になりました。。☆



















   アイーダ - Cafe Konditorei. Aida -


こちらのカフェに寄ったのは、プラハで数日過ごし、ウィーンに戻ってきた最終日。

ホテルにチェックインし、正午近くになっていたこともあって、それに最終日だし、
まだ見ておきたい教会やラストスパートのコスメの買い足し等、今日一日の予定はいっぱいで、
ゆっくりティータイムなんてしてる時間はないなぁ。。と思っていたので、予定外だったのですが、
最終日にここのカフェに行くことができて、私的には正解でした♪







こちらのカフェ・コンディトライ 「アイーダ」は、市内に支店が数店舗あり、アイーダといえば、
「アイーダ・ピンク」と呼ばれるキュートな淡いピンクがトレードマーク。

制服や紙ナプキン、コーヒーマシンまでピンクで統一され、特にウェイトレスさんたちの
ピンクの制服姿が、とっても可愛いのです♪





教会を見学して、一通り買い物を済ませて、いったんホテルに戻ろうとした帰り道、偶然、
この「アイーダ」のカフェをみつけて、おもわずお茶をして行きたい気分になってしまったのです♪







観光客で賑わうシュテファン寺院の近くのお店ではなく、別の通りの支店だったこともあってか、
店内に入ると、奥のテーブル席では、お子さん連れのママさんたちが、お茶しながらおしゃべりを
楽しんでいたり、ふらりとダンディーなおじ様がお目当てのスウィーツを食べに立ち寄ったりと、
なんだかとっても和やかなムード♪


旅行者らしきお客さんは、おそらく私たち以外はいないみたい。。


どちらかと言うと、これまで行ったカフェは大人スタイルでちょっぴり緊張したのもあって、
ここに来たら、心がほっと一息つけるようなあたたかい日常の雰囲気で、
そんなところも好感が持てました。




ウィーン、プラハと巡って、だんだん外国の空気に身も心も馴染んできたせいか、
それともプラハからウィーンに戻ってきて、この心地よいウィーンの空気に、
どこか懐かしさのような不思議な感覚のようなものを感じたせいなのか。。

ようやく、緊張していた心の糸がほどけて、心からリラックスできたのです。



さて、テーブル席につき、ケーキにしようか、それともパフェにしようかと迷っていると、
そういえば、カフェの本に「アイーダ」のパフェの写真が載っていたことを思い出し、
それに午後になって、ようやく夏らしい陽気になってきたので、
(と言っても、カラッとした暑さで、日本に比べると全然、涼しい!!)

この今日の気候はパフェを食べるチャンス!と思い、ケーキではなくパフェを頼みました。








見た目から、きっと美味しいはず!と思っていたけれど、
これが想像していたよりもおいしくて、ちょっとびっくりしました。



トッピングのベリーなどのフルーツも今が旬だったせいか、みずみずしく
甘酸っぱくて、とってもフレッシュ。

下の層のスポンジは、水分を吸ってちょっとベタっとしてるのかと思いきや、
これがクランブルのようにサクッとして、とても軽やかな味わい。

スポンジ生地ではなく、このサクッとした感じが私はとても気に入ったけど、私の気のせいかな??
(確かめにもう一度食べに行きたい!今すぐ飛んで行きたい!!笑)


ホイップクリームもやはり甘すぎず、こちらも軽やか♪


食べ終わった後も、さっぱりさわやか!
ついリピートしたくなってしまう後味です。


このあとちょっとしたら、ホテルで着替えて夕食に行くので、
彼はメランジェだけ。

パフェもとても美味しかったけど、ケーキも食べてみたかったな。。
ケーキの種類の多さも、かなり魅力。

ちなみに、先ほどのダンディーなおじ様、帰りに奥様にお土産かな?
ケーキをいくつも買って帰りました☆



お会計を済ませ、帰り際、ショーケースに可愛らしく並べられたケーキに後ろ髪引かれつつ、
「今度来たら、ホテルに着いて、初日にすぐに買いに行く!」と言った私に、彼が、
「あと何年後かわからないのに、もう計画立てて。。」と、呆れて笑っていたけれど、
笑い事じゃなくて、真剣に私は、またすぐにでも来るつもりなんですからね!!(笑)



そんな気持ちにさせてしまう「アイーダ」が、親しみやすくて大好きになってしまいました♪









お店を出ると、夏の陽ざしがちょっぴり眩しくて、さわやかな風が、
私たちの旅の最後のページをひらりとめくって行きました。










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